長津田まい針灸院院長

 

中医師 長森 夏弥子(崔邁)

 

今の高齢化・少子化社会の中に不妊に悩まされる方が少なくない。不妊の原因として女性因子(排卵因子・卵管因子・子宮因子)・男性因子両方にあるケース、いろいろ検査して原因が分からないケースがある。

 

生殖補助医療として私がこの3年間不妊患者の体質を中医学に基づいて診断(弁証)し適応の鍼灸治療と漢方治療を行っている。その結果は59人の中に30人の患者さんが妊娠された。

 

例えば2人女性が体外受精のために受精卵が作れないのでご主人を連れてご夫婦が一緒に治療を受けた。結局1人はすぐ自然に妊娠ができて、その後女の子が生まれた。もう1人が婦人科で良い受精卵が作られて更に移植治療を受けて無事に男の子が誕生された。

 

不妊の患者には西洋医学の検査で異常がある方もない方も、実は中医学的に体質は異常がある、そこで鍼や漢方で体質を正常状態に調整すれば、自然に妊娠ができる、また体外受精治療を受ける患者がよりうまく行くようになると思う。